私の仕事は毎年新入社員をお迎えすることから始まります。
こんなことを続けてもう10年以上。
沢山の新入社員を見てきました。
昔も今も変わらないのは、緊張感いっぱいで不安そうな顔で入社式に臨む子、緊張の中にも期待をパンパンに持って笑顔で入社式に臨む子、みんなそれぞれの個性があって一生懸命に社会人になろうとする姿です。
本当に初々しいその姿を間近で見ることができるこの仕事は素敵だなと思います(大変なことも多いですが…)。
そして変わったことといえば…何でしょう。
毎年少しずつ変化していくので何ともいえないのですが、肌感覚で言うとこんな感じの傾向があるかなぁ。
・これは良くも悪くもになりますが、物事をはっきりと言う子が多くなった
・素直で吸収力の高い子が多い
・ネットリテラシーが高い
・リアルでのコミュニケーションが上手くできない子が増えた
・敬語が上手く使えない子が増えた
・ケータイ以外の電話対応が苦手(というか、一般電話応対をほとんどやったことがない)
とか、こんな感じでしょうか。
これを個人の個性と捉えるか、近年の傾向と捉えるか…ですが、なんとなく近年の傾向のような気がしています。
当たり前すぎるほどのネット社会で成長してきた子達は、SNSやネットゲームの中でのコミュニケーションは抜群に上手いのですが、いざリアルとなるとそれが難しい。
物事をはっきりと言うというのも、良い点はあるもののリアルでのコミュニケーションが少ないからこそ、え?!そんなこと言う?というようなことをポロッと口に出してしまったりすることもある気がします。
でも私たち講師陣は講師向けの勉強もしていますので、どちらかというと年々そういうことに寛容になってきた感じがします。
「そういう視点もあるのね、なるほど!」
「斬新な考え方だね!」
「おもしろい!」
なんて楽しんでいますが、いざ現場に新人たちを送り出すと、先輩たちはまだまだ寛容にはなれない人も多く、社会人としてはこうあるべきだ! みたいな固定概念から抜け出すのは難しいこともあるようです。
だからこそ新人も新人なりの窮屈さを感じることも多いのだと感じます。
新人は当たり前と思っていても、先輩からしたら当たり前じゃないこと、そしてその逆もあるということをいつも考えていかないと難しい時代なのです。
育ってきた環境や時代が違うことをできる限り理解しようとして、お互いが歩み寄るという努力が必要ですね。
私たちの仕事にも今の時代の新人について既存社員に伝え続けるという内容が加わってきていることを感じます。
ところで毎年今年の新入社員のタイプが発表されているのは知っていますか?
全てには当てはまらないことを理解しつつ、私たちはそれを楽しんだりしています。
今年の新入社員のタイプは『仲間が恋しい ソロキャンプタイプ』だそうです。
ちなみに去年は『結果が出せる?! 厚底シューズタイプ』とのこと。
興味のある方は新入社員情報局というサイトを見てみてくださいね。↓
https://www.e-sanro.net/freshers/?page_id=749
なかなか面白いと思います。
あと今年面白いなぁと思ったのはYouTubeで見た鴨頭さんという方の考え方。
確かに!と思うことが多かったです。
10分程度の動画なので良ければ見てみてください。
YouTubeで「鴨頭さん 新入社員 若手は上っ面が9割」などで検索してみるとすぐに出てくると思うのでこちらもぜひ興味があれば。